うまスクエア

今週の裏ネタ[2015年08月27日]

鮮烈な末脚で連勝濃厚

確実に白星を挙げての賞金加算を目論むアジアエクスプレスを順当に本命視。朝日杯FS、レパードSに勝ち鞍があるように能力の高さに疑う余地はないものの、ここ数走は歯がゆい結果続き。今回のオープン特別は今後の重賞戦線を睨んだ上での出走で、取りこぼしは許されない一戦だ。手塚師もここは必勝態勢を敷いているそうで「レパードSを楽勝したように新潟1800Mはベスト条件。久々でも仕上がっているし、巻き返しに期待したい」とのこと。

鞍上はテン乗りとなる北村宏だが、稽古にも2度跨っており好感触を掴んでいる様子で不安は一切ない。唯一の懸念材料はトップハンデとなる斤量だろうが、GIホースで57.5キロ、相手関係を考えればむしろ恵まれた感のある印象で、その点も問題なし。ここは1年ぶりの勝利をつかむ公算大だ。

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近走、結果の出ていないベストドリームだが、ここに来て上昇気配。谷原師によれば「押せ押せで使ってきた疲れが出て、調子が下降気味だった」とのことで、今回は1度休みを挟んで2ヶ月ぶりの実戦となる。休ませた効果について指揮官は「しっかりと立て直せたので前走までとは違うよ」とニッコリ。状態面の不安は解消された様子だ。

あとは能力面で足りるかだが、この点も師は問題ないことを強調。「元々、ひとクラス上でも勝ち負けしていた実力馬。降級2戦目の今回はスッキリ決めたいね」と話しており、勝算は高いと踏んでいる模様。近走の走りが嫌われて人気落ちするようなら妙味も含めて“買いの一鞍”だ。

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NHKマイルC以来、3ヶ月ぶりの出走となるニシノラッシュだが、田村師からは「ここを目標にビシビシ乗り込んできたよ」と仕上がり万全との報告。今回は初の古馬相手のレースとなるが、指揮官は「斤量差を生かせれば十分好勝負になるはず」と意欲的なコメントも飛び出している。

一癖も二癖もあるメンバー構成となったが、ニシノラッシュの最大の強調材料は舞台適性の高さ。芝1400M戦はこれまで3戦して、2勝・3着1回とホボ完璧な内容。しかもいずれも左回りでの良績とあって、現状ではベストとも言える舞台設定だ。能力的に見ても前走のGIで勝ち馬とはコンマ6秒差の接戦を演じているようにヒケはとらない。久々の始動戦でもここは好戦に期待だ。

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ハープスター、イスラボニータら翌年のクラシックを沸かせる若駒の参戦が目立つ近年の新潟2歳Sだが、今年の主役はロードクエストか。新馬戦のパフォーマンスが圧巻で、大幅に出遅れて後方からの競馬となったが、直線で前を向くとグングンと加速し他馬を一気に置き去りにする強烈な末脚を披露。上がりは33.2を記録したが、2位の上がりタイムが33.9ということを踏まえれば、出色の数字であることは一目瞭然。新潟外回りは差し、追い込みの活躍が目立つ舞台だけに、この末脚は大きなアドバンテージとなりそう。

今回、乗り替わりとなる田辺と小島茂厩舎と言えば、昨年もブライトエンブレムで札幌2歳Sを制し、翌年のクラシック出走へとこぎつけたコンビだが、今年は新潟からクラシックを目指すことになる。既に稽古では3度跨っており、「勝負根性がありそうで、新馬戦のような競馬ができれば楽しみ」と好感触を掴んでいる様子。ここは勝ち負けだけでなく、将来を見据えた勝ちっぷりにも期待したい。