日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2018年9月27日]

中央場所でも侮れない


土曜中山9R
カンナS
ホウオウカトリーヌ
指揮官も連勝狙い
距離を1200Mに詰めて一変した走りを見せたホウオウカトリーヌのもう一丁に期待する。デビュー戦は新潟の1400Mで4着だったが、抜群のスタートダッシュから先手を奪い最後は甘くなったもの。いかにもスプリント寄りの走りで、その本領を発揮したのが距離を1200Mへ短縮した前走。

逃げ馬を見ながら手応え十分に好位を追走し、直線で追われると後続を見る見る引き離し4馬身差の大楽勝。勝ち時計の1分08秒6も速く、スプリント性能の高さを存分に発揮した。栗田徹師も「馬体に実が入って一戦毎に状態は上向いている。前走と同じ舞台なら昇級戦でも楽しみ」と連勝を狙っている。



土曜中山10R
習志野特別
マイネルファンロン
鞍上強化で雪辱を期す
スプリングS(G2)で3着好走の実績を持つマイネルファンロンを本命に推す。前走のワールドASJ第4戦は、2人気で6着に終わった。陣営は「今ひとつ敗因がハッキリしない」と語っているが、厩舎に近い関係者によると「テンに少し掛かり気味になったのが響いたようだ」とのこと。

能力があることは戦績が示す通りで、中山はG1の皐月賞を除けば、3戦して[0.1.2.0]と好相性。手塚師も「コース替わりはいいし、2走前に勝っているモレイラ騎手が乗るので改めて」と鞍上強化で雪辱を期している。



土曜中山11R
ロードカナロアM
プロディガルサン
待望のOP返り咲きへ
1600万へ降級してからは勝ち鞍こそないものの、7戦して[0.3.3.1]の好成績を収めているプロディガルサン。その7戦で唯一、馬券圏内を外れ6着となった前走の多摩川Sはスローペースが響いたものと敗因はハッキリ。現級での能力は明らかに一枚上の存在だ。

勝ち切れない最大の要因が“最後で気を抜くクセ”があること。今回の鞍上スイッチは「モレイラ騎手なら気を抜かせず運べるはず」という陣営の思惑から。もうひと押しがあれば、厩舎の待ち望んだオープン返り咲きは十分だ。



日曜中山10R
勝浦特別
ビリーバー
中央場所でも侮れない
今夏は福島・新潟で年長馬相手に3,2着と好走したビリーバー。この充実ぶりを支えているのが、春と比べて実に20キロ近く増えた馬体の成長。これには「体に実が入って心身ともに充実してきたよ」と石毛師も満足げ。

続けて「折り合いを考えると現状が1200Mがベストで、中山コースも合っている。引き続きハンデは51キロと軽いので、今度も勝ち負けになると思う」と期待十分。今回は中央場所に戻っての一戦となるが、伸びシロも大きい3歳馬だけに今の勢いは侮れない。

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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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