日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2017年3月2日]

叩き台のムードなし


土曜中山9R
黄梅賞
トリリオネア
マイルで反撃
再びマイルへ距離を延ばしてきたトリリオネア。実は、これまで騎乗したジョッキーが“マイルよりもっと長くても大丈夫”と話していて、陣営も「母系の血統と体型から判断して、短距離向きと思っていたが、ここ2戦を見ると1400Mは短い感じ」と距離延長を最終決断。

確かに、マイルは1度だけだが、それが朝日杯FS6着と、1勝馬同士なら大威張りの実績。小島勝助手も「体調は問題ないし、能力も高い馬。マイルで改めて期待したい」と巻き返しに意欲満々だ。



日曜中山10R
上総S
クロフネビームス
中山狙いで決める
2ヶ月半あけてこの中山を狙ってきたクロフネビームスの首位が有望だ。昨年の後半は月1回のペースで休まず使ってきたため、前走後は放牧に出してリフレッシュ。

尾形充師も「先週の坂路で速い時計(4F51秒5)が出ているように、仕上がりは順調。馬格があるので、牝馬の55キロと実質トップハンデでも問題ない。今回も崩れることはないでしょう」と自信ある口ぶり。準オープンに昇級後の3戦を3,2,2着と完全にクラスのメドを立てており、2勝を挙げている得意の中山でオープン入りを決める。



日曜阪神11R
大阪城S
アストラエンブレム
千八はデムーロの進言
今回、初めて芝1800Mを使うアストラエンブレムだが、実は、小島茂師によると「ミルコ(デムーロ)の進言で使うことにした」というのが真相。

2ヶ月ぶりでも「徐々に体力がついてきたので、今回は坂路の本数を増やして調整し、いい感じに仕上がっていますよ」と担当もデキに太鼓判を押しており仕上がりにも不安はない。

そもそも“今年は重賞を狙っている”と聞かされてきた馬。小島茂師も「コーナー2つの阪神(芝1800M)は競馬がし易いと思う。オープン特別のここはあっさりクリアしてもらいたい」と力が入っている。



日曜中山11R
弥生賞
コマノインパルス
叩き台のムードなし
「落ち着きがあって、前走時よりも雰囲気はいい。常に全力を出し切る馬なので、今回も好レースになるはず」と菊川師が重賞連勝を狙っているコマノインパルスでもう一丁。

京成杯は結果クビ差の辛勝ながら、競馬センスと勝負強さが光ったように、完成度で一歩リード。

ここは有力視されるカデナ、ダイワキャグニーが初コースになるのに対し、中山芝2000Mを2度経験(1勝2着1回)しているのも強みだ。

賞金的にG1へは確実に出走が可能となれば叩き台に徹するケースはよくあるが、菊川厩舎に叩き台のムードは感じられない。


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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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