日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2016年12月15日]

主戦も成長に手応え


土曜中山9R
ひいらぎ賞
アウトライアーズ
勝負の距離短縮
キャリアの浅い2歳戦。スローペースの競馬が多く、時計は参考にしかならないケースが多いだけに、関係者の思惑を知ることが馬券的中への近道。小島茂師が巻き返しに燃えているのがアウトライアーズだ。

3着に終わった前走の百日草特別について小島茂師は「前に壁を作れず、道中はハミを噛んで力んだ走りだった。最後はその分の惜敗で力負けではない」と強調。

それだけに今回、距離を2000M⇒1600Mとしたのも、折り合い面を考慮した勝負懸かりの距離短縮。師も「状態はいいので、上手く折り合って脚が溜まればチャンス」とキッパリ。



土曜中山11R
ターコイズS
マジックタイム
師も力が入る一戦
牝馬限定に替わってマジックタイムが狙い目だ。前走のマイルCSはスタートで後手に回り、後方からの競馬を強いられる苦しい展開。着順こそ8着も勝ち馬とはコンマ5秒差で「牡馬の一線級相手によく頑張ってくれた」と関係者もねぎらっていた。

それが今回は、ロゴタイプを負かしてダービー卿CTを勝った中山マイルが舞台で、しかも限定戦と条件が大幅に好転。中川師も一転して自信を覗かせており「ハンデ差はあっても、牝馬同士の一戦なら、期待に応えてくれると思うよ」と力が入っている。



日曜中山10R
南総S
ダイワダッチェス
話通りなら一発通過
「3連勝も十分」と菊沢師が色気タップリにプッシュしてきたダイワダッチェスに注目。3ヶ月半ぶりの実戦でも「仕上がりは順調」とのこと。今年の前半までは掛かる面を見せて勝ち切れない競馬が続いたが、距離を短縮して素質が開花し500万⇒1000万をアッサリ連勝。菊沢師も「短距離戦の速いペースの方が折り合いがつけ易く、力を十分に出し切れる」と強調。引き続き1200M起用で菊沢師の話通りなら、ここも一発通過しておかしくない。



日曜中山11R
ディセンバーS
ツクバアズマオー
主戦も成長に手応え
オープンに昇級後は3,3,4,3着と安定した走りを見せているツクバアズマオー。相手なりの面があってなかなか勝ち切れないが、前走にしても、強敵の揃ったオールカマーで、ゴールドアクターとコンマ2秒差の3着。

稽古には乗っていなかったが、主戦の吉田豊騎手を捕まえて話を聞くと「気性面で成長し、落ち着きが出たことが好成績につながっている」と証言。そろそろオープンでの勝利に手が届いていいレベルまできており、手薄な顔ぶれとなったここなら堂々の主役候補だ。

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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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