日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2016年06月30日]

開幕週狙いの勝負馬


土曜福島10R
猪苗代特別
クロフネビームス
完全にひと皮剥けた
500万へ降級した前走で勝利を収めたクロフネビームス。結果だけなら順当勝ちだが、その勝ちっぷりが圧巻。これまでの待機策から一転して好位につけると、最後は自ら勝ちに動いて2着を5馬身突き放してしまった。

これまでの勝ちみの遅さが嘘のような鮮やかさで、関係者も「ここ来て完全にひと皮剥けた」と変身に確かな手応え。

今回は1000万への再昇級しての一戦となるが、尾形充師も「福島は初勝利を挙げた相性のいいコース。いい状態を維持できているので、今回も好レースになるはず」ともう一丁を目論んでいる。



土曜福島11R
テレビユー福島賞
ユキノアイオロス
師も色気タップリ
近況の良い関西馬に目が行きがちな組み合わせだが、関東馬で一発ムードを漂わせているのがユキノアイオロス陣営。

京都へ遠征した前走の朱雀Sは、15人気と全くの人気薄ながらコンマ2秒差4着に健闘。セン馬は息の長い活躍をするケースは多々あるが、明け8歳を迎えた同馬も、まだ力の衰えは見られない。

和田道師も「昨年のこのレースでも4着しているように、福島コースは得意。抜けた馬はいないので、うまく流れに乗れば面白い」と色気タップリだ。



日曜福島9R
種市特別
エニグマバリエート
現級勝ちが福島開幕週!
ちょうど1年前の福島開幕週も雄国沼特別を快勝と福島コースとの相性は抜群で、今年もこの福島開幕週を狙って来たエニグマバリエートが狙い目だ。

実は、今回は降級とあって、昨年と同様に雄国沼特別へ出走可能だったが、登録すらせずに、この種市特別一本に照準。その経緯について関係者は「今は2000Mがベストだから」とキッパリ。それが芝1800Mの雄国沼特別ではなく、芝2000Mの種市特別を使ってきた真相。

近3戦は1000万条件で3,2,3着とコンスタントに上位争いしているように、4歳になって確実にパワーアップ。その段階での降級で、しかもここは狙ってきた2000M戦。勝ち負けは間違いないところだろう。



日曜福島10R
さくらんぼ特別
セイウンコウセイ
開幕週狙いの勝負馬
クラス編成直前の3歳限定戦を快勝したセイウンコウセイ陣営が連勝を目論んでいる。その前走で2着だったワンブレスアウェイが、先週の古馬混合で2着と通用。その結果を受け、陣営は俄然、自信を深めた様子。

上原師も「短距離なら芝・ダートを問わずに走るが、身上のスピードをフルに生かすには、やはり芝の方が良さそう。距離短縮は問題ないし、開幕週の馬場も合っているよ」と自信のコメント。

ここ2戦は1400Mも、1200Mの通過ラップは、それぞれ1分08秒5、1分08秒4。単純な比較はできないまでも、スピードは1000万でも通用できる裏付けは十分。福島開幕週ならば、先制して一気に押し切る可能性大だ。

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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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