重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
8/29 新潟記念の注目はこの2頭!
先週のキーンランドC(G3)は、[調教注目馬]ナックビーナスが直線でも一旦は抜け出す見せ場を作ったが、人気の差し馬たちに交わされ5着。近年で最も堅い決着に終わった。有力馬がしっかりと結果を残したことで、9月末のスプリンターズS(G1)での再戦が楽しみになるな。
第55回 新潟記念(G3) 注目馬
データ
カデナ
京都2歳S、弥生賞を連勝し、皐月賞では3番人気に支持されたほど。ただ、そこでの9着から2年近くの低迷が続いていた。
今年4月の福島民報杯で久々の馬券圏内である3着と復活の兆しを見せると、続く巴賞で3着、重賞の小倉記念で2着と、軌道に乗ってきた。
過去10年の新潟記念において、前走小倉記念組が【6.2.4.31】と他路線を大きく上回る成績を残している。今年は2頭しかいないが、クビ差2着であれば堂々の参戦となる。
ディープインパクト産駒も出走数が多いとはいえ【3.2.2.21】と結果の出ている舞台。初の新潟コースでも好パフォーマンスを発揮できる裏付けは十分ある。
勝てばサマー2000シリーズ優勝(褒賞金として馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円)も狙えるため、陣営としても士気は高いだろう。
気配
サトノキングダム
脚元や体調の関係で長期休養に入ることが多く、レースでどう乗っても勝ち切れない時期もあったため、なかなか出世できずにいたが、去年の夏からようやく、あるべき姿を見せている。
もともと能力の評価は高く、一気にオープンまで駆け上がり、まだ底を感じさせていない。このキッカケとなった500万下戦(現1勝クラス)で騎乗していた石橋脩騎手は、続く1000万下(現2勝クラス)でも2着に導いていたが、その後に別のレースで落馬をして離脱となってしまった。
乗り替わりとなり、デムーロ騎手で勝たれ、かつての主戦の戸崎騎手で勝たれ、なかなか騎乗機会に恵まれなかったが、初重賞挑戦のココで再びチャンスが巡ってきた。
新潟コースといえばコンビで完勝しており、良いイメージを持てる舞台。ジョッキーとしても力が入っていることだろう。
※ 8/29日時点での注目馬となりますので、ご了承ください。
サマー2000シリーズの最終戦ではあるが、去年は3歳馬ブラストワンピースが菊花賞を見据えて参戦し圧勝するなど、レースの位置付けもやや変わりつつある。この要因のひとつにノーザンファーム生産馬による使い分けがあると言える。
既存のトライアルレースを使う必要性が薄れつつあることは、春のG1戦線でフィエールマンやグランアレグリア、サートゥルナーリアが証明している。秋のG1を見据えると、この新潟記念が時期的には丁度良いのだろう。
去年もワン・ツー決着している同生産馬の気配を読み解くだけで馬券を獲れるわけではないないが、今年も多数出走しているように、見逃すわけにはいかないポイントであるのは間違いない。その辺りは、最終的に公開する5頭の馬券候補を参考にしてもらいたい。
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キーンランドC(G3)
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新潟2歳S(G3)
ウーマンズハート
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